Vol.08『平成独身侍の人生』なぜ未婚率が増加する?
『今、なぜ未婚率が増加する?』
先日、私達の結婚相談所がNHKの『おはようにっぽん』という朝の番組で紹介されました。
内容は、いま未婚率が増加する中で、とりわけなぜ男性の未婚率が増加するのか?というポイントに焦点をあてた話題。昔と今では、何が変っているのか?
この未婚率問題を象徴する男性、平成独身侍の 未田一里(いまだひとり)さん。(仮名男性:39歳)
なぜ彼は結婚しないのか?できないのか?
そんな彼の恋愛物語・・・・。
未田(いまだ)さんのプロフィール
5年前まで学校の先生であった父親と、父の大学時代の同級であった母親の間に、昭和40年長男として南足柄市に生まれる。一人っ子。地元の小・中学校を卒業後、地元では有名な県立高校へ進学。理系に進み、大学は某有名なOO工業大学に入学。成績は常に中の上。趣味はと言うと、運動は苦手というよりも性分に会わず、映画や読書をしているほうが好きだった。イーグルスやビリージョエルなど、音楽にはまった時期もある。大学を卒業後は、大手コンピュータ会社に就職。現在はSE(システムエンジニア)として多忙な日々を送っている。身長は173センチ。
初 恋
彼が初恋をしたのは高校1年の時。(本人は中学と言ったが、恋とは断定できず!)同じクラスでテニス部に所属していた、丘ひとみ(仮名)さんに恋をした。学級委員もしていた彼女は笑顔が素敵な人気の女性。特に2学期の時、席が隣り同士になり、教科書を忘れてしまった彼に彼女が親切に見せてくれたことでメロメロになった。でも、3学期のバレンタインの時、彼女が1歳年上のテニス部の先輩と付き合っていることを知り、恋の終焉。結局彼女にも告白することなく、自分で身を引いたのだ。
初めてのデート
初めてのデートは大学2年の夏。友達の彼女に紹介された、A女学院の女の子と。最初は友達と4人で山中湖にドライブに行った。その後、友達に勧められ二人でデートすることに。正直嬉しかったが、初デートのコースに悩んだ末、結局定番の映画へ。澁谷の駅で待ち合わせして、それから映画へ。見たのは『インディジョーンズ』だった。映画が終わった後、彼女とケンタッキーで食事をした。その後、散歩でもしようと思ったが彼女は用があると言って帰宅。後日友達に電話したが、彼女の電話番号は教えてもらえなかった。その後研究やら就職活動が忙しく、飲み会程度はあったものの結局学生時代に恋愛らしきものはなかった。
就職〜30歳
会社に入ってからは多忙の毎日。技術職であるためか、職場に女性は少ない。入社後数年でバブルがはじけ、一部上場企業が倒れたりし、自分の会社にも少なからず影響がではじめたころ。大学時代の友人に誘われて『合コン』にも数回は参加したが、いつも席は端のほうで、電話番号を交換したり、デートに誘ったりもしなかった。会社内では、特に親しくしゃべる女性も既婚者で、また休日も平日の疲れから、のんびりと寝たり、あまり旅行やショッピングにも行かなかった。好きな映画を時々見に行く程度・・・。趣味らしき趣味は特にない。
30歳〜36歳
30歳になってから、親など周囲に『結婚しないのか?誰かいい人はいないのか?』と聞かれるようになった。正直結婚願望はあるが、心底結婚したいという願望はない。好きな人が目の前に現れればすぐにでも結婚する気はあるが、自分を気に入ってくれる女性が身近にはいない。両親も健在だし、今自分にとっても何一つ不自由はない。職場にも、自分より年上でまだ独身者もいるし・・・。でもさすがに35歳になった頃、自分でも将来が不安になった。久しぶりに学生時代の友人と会い、誰か紹介してもらおうと思ったが、気が付くとほぼ大部分の友人は結婚し、子供もいて、紹介してもらえるような状況ではない事がわかった。
結婚相談室へ入会
会社でもそれなりの立場になった最近。気が付けばもうすぐ38歳だ。いい年になったのだから、今の立場もある意味当たり前。でも本当40歳までに結婚しないと、一生結婚できなそうな気がしてきた・・・。そんな折、母親が結婚相談室のパンフレットを持ってきた。いくらなんでも、相談所に入っては気がひける。正直、それなりの学歴はあるし、背も高いわけではないが、低いわけでもない。性格もいたって普通、別に根暗でもおタクでもない。女性と会話ができない訳でもない。 収入も貯金もそれなりにある。でも、よく考えると自分は今まで真剣に女性と付き合ったことがない。手をつないでデートしたこともないのだ。正直そのへんは、どうしたらいいか悩むし緊張もする。・・・・・この相談所結構いい人いるんですか?
これが、先月私が入会説明をしたある男性のお話し・・・。こんな男性は少なくありません。
何となく未婚率が増加している原因がお分かりですか?
価値観が多様化し20歳でも50歳で結婚しても不思議ではない現在。自分自身に欠点がなくても、ずーっと積極的に行動しなかった為、相手に告白することもなく、年を重ねてしまった人。結構増えているようです。現在、『世話焼きのおばさん』はほとんど皆無ですし、会社でも『セクハラ』の問題等もあって、昔ほど個人のプライベートに立ち入って相手を紹介する人も少なくなっているのです。自分自身の積極性は絶対に必要です!
また、まだまだ景気も悪い。それなりに仕事をすればするほど時間もなくなってしまう。
また日本人は控えめですから『結婚は素晴らしい』と言う人よりも『結婚は忍耐だ』なんて言う人のほうが多いですし、昔より情報が氾濫し、テレビやニュースやインターネットでも離婚とか『悪いニュース』ばかりが取り上げられているような気がします。
こう書くと何か悪いことばかりのようですが、この会館でも毎週幸せなカップルが沢山誕生しているのですから、良い事も沢山あると思います。こんな時代だからこそ前向きに!
素晴らしいカップル誕生へのお手伝いをしていきたいと思います!
アドバイザーより
*この物語は相談室で実際に起こった事実を元に構成しておりますが、
プライバシー保護のため、名前など一部情報は書き換えて掲載しています。




